Herb Pomeroy And His Stablemates / ハーブ･ポメロイ･アンド･ヒズ･ステイブルメイツ LIVE AT THE STABLE,BOSTON 1955

トランジションの隠れた中間派ジャズの人気盤がついにCD化されました。地元ボストンでは教育者としても有名、のちにアイリーン･クラールの伴奏や、ビッグバンド作品も残したハーブ･ポメロイが、1955年3月、ボストンにあった伝説のジャズクラブ｢Stable｣でライブ収録した｢JazzInAStable｣(TransitionTRLP-1)に、同一セッションで別アルバム｢JazzInTransition｣(TRLP-30)に収録されていた(10)を追加しての完全化です。中間派風のアンサンブルに、ビ･バップ-ハード･バップの香りを感じさせる演奏がズラリ。若き日のマイルスを思わせる(9)もいいです。ピアノのレイ･サンティシも、若き日の秋吉敏子を思わせるプレイで、50年代の香りをもった演奏です。色鮮やかなグリーンのジャケットも魅力です。