NEW YORK BLUE NOTE QUINTET/ニューヨーク・ブルーノート・クインテット A WEEKEND AT LE VAUBAN

ハード・バップの炎を守り続ける中堅たちによる、胸のすくような一枚です。トランペットのジョー・マグナレリは、ニューヨークのジャズ・クラブ「スモールズ」等で活動する奏者。日本人オルガン奏者、敦賀明子との夫婦共演でも知られています。ピアノのジェブ・パットンは、故ローランド・ハナに学んだ逸材。後期のヒース・ブラザーズに在籍していました。シダー・ウォルトンの（3）、ジジ・グライスの（5）、数多くのビ・バップ・ミュージシャンが演奏した（7）など、選曲もモダン・ジャズ通を唸らせます。新型コロナウィルスが猛威をふるう直前にあたる、昨年2月と3月、フランスでのライヴ・レコーディングです。