JULIEN BERTRAND / ジュリアン・ベルトラン WAXMEN

2019年のアルバム『NEW FLY - FREE REVOLUTION ZONE』から、早5年。フランスのトランペット奏者、ジュリアン・ベルトランの最新作が登場しました。彼はクラシックの経験を経て、2002年ごろからジャズに転向し、2007年のジャズ祭“ジャズ・ア・ヴィエンヌ”で賞賛を浴びました。前作では室内楽的な音作りを聴かせてくれましたが、今回はモード・ジャズを基調とした作風で、俊英ピアニストのエティエンヌ・デコンフィンも大きな存在感を発揮しています。ウェイン・ショーターの「Penelope」を、組曲のようなアレンジで演奏しているのも聴きどころですし、かわいらしいジャケット・デザインも印象的ですね。