Michael Karn Quintet/マイケル・カーン・クインテット In Focus

1998年6月録音の「Head To Head」(Criss 1159)では、ジェリー・ウェルドンとの2テナー・チームでCriss Crossデビューを飾ったテナー奏者のマイケル・カーン。そのちょうど1年後に録音されたこのアルバムが、カーン名義としては初のリーダー作となります。エリック・アレキサンダーの代役としてチャールズ・アーランド(org)のグループに参加、ハリー・コニック・ジュニアのビッグ・バンドの一員としても活躍しているカーンが、ピーター・バーンスタイン(g)、デビッド・ヘイゼルタイン(p)などニューヨークで活躍する中堅-若手の名手を迎え、60年代のBlue Noteを思わせるサウンドを繰り広げます。(2)はグラント・グリーンのオリジナル。チャップリンの名曲(4)での歌心や、ジョニー・マンデルの(6)、クリフォード・ジョーダンの(7)など、通人を唸らせる渋い選曲も魅力の1枚です。 ジャズ輸入盤CD