Xavier Davis Trio/ザビエ・デイビス・トリオ Innocence Of Youth

オーソドックスで理屈抜きにスイングするピアノ・トリオが聴きたいという方に、一も二もなくオススメしたいアルバムがこれです。主役のザビエ・デイビスは1971年ミシガン州グランド・ラピッズ生まれ。4歳からピアノを習い、親の持っているレコードを聴いてジャズに開眼。一時期はトロンボーンも吹いていたようです。93年にマルグリュー・ミラーの目に留まり、ニューヨークへ進出。翌年にはベテラン・シンガー、ベティ・カーターの伴奏者に抜擢されました。デイビスの流麗なシングル・トーン、小気味良いフレージングはモダン・ジャズ・ピアノの最大公約数というべきもの。ちなみに（7）はマイルス・デイビスが1958年に演奏したモード曲ではなく、チャーリー・パーカーとの共演で知られる1947年のバップ・ナンバーです。 ジャズ輸入盤CD