Stefano Battaglia / Paolino Dalla Porta / Manhu Roche/ステファノ・バターリア / パオリーノ・ダッラ・ポルタ / マヌ・ロシュ Auryn

いまやECMレーベルを代表するピアニストのひとりに数えられるステファノ・バターリア。彼がキャリアの初期に残したアルバムが、この1枚です。ベースのパオリーノ・ダラ・ポルタ、ドラムスのマニュ・ロッチェも、ステファノとほぼ同年代。キース・ジャレットのスタンダード・トリオへの強い親近感を感じさせると同時に、90年代に結成されたブラッド・メルドーのアート・オブ・ザ・トリオのサウンドをも予感させるような響きにも溢れています。ステファノは当時23歳。美しいタッチ、歌うようなフレーズは瑞々しく、聴く者の心を捉えて話しません。イタリアの名門、バリゴッチ・スタジオで捉えられた抜群の音質で彼のピアノ・プレイが満喫できます。