Bette St.Claire/ベッテ・セント・クレア At Basin Street East

別名ベティ・セント・クレア。50年代のジャズ・ボーカル界にあらわれた屈指の実力派ながら、録音があまりにも少なく、そのすべてがコレクターズ・アイテム視されているシンガーです。このアルバムはハル・マキュージックとの共演盤から約3年後の吹き込み。「ベイジン・ストリート・イースト」は当時、彼女がよく出演していたジャズ・クラブのひとつでした。伴奏にはスタン・フリー（クリス・コナーのサポートもこなした）、マンデル・ロウ等の第一線級が参加。(1)のような大スタンダード・ナンバーから、知られざる(5)や(6)まで、熱の入ったパフォーマンスが続きます。あらためて彼女の実力に驚くと共に、過小評価が信じられなくなります。輸入盤ジャズCD