Pep O'Callaghan Grup/ペップ・オキャラガン・グルップ Port O'Clock

マンガ調のジャケットがユーモラスな、ペップ・オキャラガンのアルバムです。彼のほかの作品に比べて、よりポップで、フュージョン的なサウンドが展開されています。おそらくパット・メセニー・グループ等の演奏を、相当聴きこんだのではないでしょうか。サイドメンにはジョアン・モネ、ライ・フェレール、マーク・ミラルタという、現在のスペイン・ジャズ界を代表する面々が結集。もっとも、この録音のときは、まだ全員が注目され始めたばかりの若手ミュージシャンに過ぎませんでした。しかし演奏の充実ぶりは、後の大成を十分に予感させるものです。オキャラガンは(9)(10)以外の8曲を作曲。(10)では、パブリオ・デルガドのアコースティック・ギターと、叙情的な対話を繰り広げています。 ジャズ輸入盤CD