JEROME RICHARDSON/ジェローム・リチャードソン GROOVIN' HIGH IN BARCELONA, WITH THE TETE MONTOLIU TRIO

没後25年近くが経過した現在も不動の人気を誇るピアニスト、テテ・モントリューが1988年に残した貴重なレコーディングが、ドラマーのアルヴィン・クイーンの尽力によって陽の目を見ることになりました。しかもこの作品には、サックス奏者のジェローム・リチャードソンをフィーチャー。サド・ジョーンズ＝メル・ルイス楽団やクインシー・ジョーンズのスター奏者として活動しながらも、あまりリーダー作の発表 には恵まれてこなかった彼が、スタンダード・ナンバーやビ・バップ曲を生き生きとプレイしています。テテの名演であるとともに、リチャードソンのベスト・アルバムのひとつに数えられること間違いなしの傑作といえましょう。