Jorge Rossy/ホルヘ・ロッシー Luna

ブラッド・メルドー・トリオの初代ドラマーとして活躍、90年代のスペインとニューヨーク間のジャズ・コネクションに大きく貢献した才人がホルヘ・ロッシーです。母国に戻ってからはヴィブラフォン奏者としても活動の場を広げていますが、この作品ではウォルフガング・ムースピールのバンド等で演奏するMarton Juhaszにドラムスを任せ、モダン・ジャズの王道を行くヴァイブ・プレイを楽しませてくれます。「Ceora」「Is That So」などリー・モーガン関連の曲も演奏されているのも嬉しいですね。1950～60年代のジャズに大きなリスペクトを込めた、歌心たっぷりの一枚といえましょう。