Be Little Trio & Quartet/ビー・リトル・トリオ・アンド・カルテット Sueno

近年、次々と新しいトランペット奏者が登場して、ジャズ界をにぎわしていますが、ルカ・カラブレーゼはそのヨーロッパ代表のひとりといったところでしょうか。トランペット、フリューゲルホーンのほかにエレクトロニクスも用い、これまでのトランペット界になかった新しい響きを引き出しているかのようです。そんな彼をサポートするのは、ギターのマッシモ・ミナルディを初めとするイタリアン・ジャズのニュー・ウェイブたち。このアルバムでも狭い意味での'ジャズ'にとらわれない痛快なプレイを満喫させてくれます。殆どの曲がメンバーによる合作ですが、その中で異彩を放つのがカンツォーネの(8)。10分にわたり、哀愁タップリの世界が味わえます。 聴き所：トラック(8)「Bella Ciao」切々と響き渡ります。 ジャズ輸入盤CD