Zollers Expeditions Orkest/ゾラーズ・エクスペディションズ・オーケスト Spielvereinigung Sued Spielt

2012年、作曲家トーマス・ゾラーを中心に結成されたビッグ・バンドの会心作が登場しました。作曲家がリーダーのビッグ・バンドはどちらかというとアドリブよりもアレンジやメロディを重視しがちですが、本アルバムに関してはその心配は無用です。ベースのフィリップ・ローメル、サックスのヨハネス・モリッツ、トロンボーンのアンドレアス・ウールマン、ピアノのフロリアン・カスンターといった精鋭たちが、たっぷり聴きごたえのあるソロを演じています。また殆どのナンバーが長めの演奏時間となっているので、そこもこのバンドの大きな特徴といえましょう。ジャズ、ロック、ファンク、現代音楽など、引き出しの多いサウンドは、ビッグ・バンド・ジャズの明るい未来を感じさせます。　輸入盤ジャズCD