Max Bennett And Friends/マックス・ベネット・アンド・フレンズ Max Is The Factor

マックス・ベネット(1928-)は、50年代の前半にスタン・ケントン楽団で活躍し、独立してからは西海岸を代表する名ベース奏者として、多くのセッションに起用されました。これはBethlehemに残された数少ないベネット名義のセッションから、トロンボーン奏者のカール・フォンタナをフィーチャーした音源を集めた好編集盤。1955年12月14日ニューヨークでの録音ですが、雰囲気は西海岸です。従来BCP50、BCP6036という2枚のLPに分散収録されていた同一セッションを1枚のCDにまとめられ、内容もすっきり。トリオ、カルテット、セプテットと3種類の編成による演奏が1枚で楽しめます。曲目解説にはソロ・オーダーも明記されており、大いに勉強になります。チャーリー・マリアーノ、デイブ・マッケンナ、メル・ルイスといった人気ミュージシャンも多数参加。見事なリーダーシップで、ぐんぐんとスイングするベースを満喫できるいい作品です。 ジャズ輸入盤CD