Francesco Branciamore Perfect Quintet/フランチェスコ・ブランシアモア・パーフェクト・クインテット Keep Up The Dialogue

自らのグループをパーフェクト・クインテットと名乗っている自信満々の男が、ドラマーのフランチェスコ・ブランシアモレです。しかしこれが誇大表現ではないことは、アルバムを聴けば理解できます。長尺のナンバーを中心とした4曲入りですが、ドラマティックな展開は時間の経過を忘れさせるほど。2本の管楽器をブレンドしながら、奥深いサウンドを演出しています。フランチェスコはトニー・オクスレイ、ピエール・ファーブル等に師事したことがあり、初期はフリー・ジャズを志向していたとのことですが、このCDではフリーのみならず、ワールド・ミュージック的な要素も織り交ぜたサウンドを聴かせてくれます。重量感に溢れたイタリア・ジャズの快作といえましょう。 聴き所：トラック(2)「Keep Up The Dialogue」 フリー部分とスインギーな部分がミックスされています。 ジャズ輸入盤CD