これこそまさにニュー・ジェネレーション・ジャズ。そう呼びたくなるフレッシュな1枚が登場しました。まだ少年の面影を残すアルト・サックス奏者、バスティアン・ダンカーとギター奏者クレメンス・オエルディングのデュオです。見かけこそ初々しいですが、プレイには安定感があり、ふたりがいかに楽器の熟練者であるかが伝わってきます。そのうえ、年齢にふさわしい新鮮さがあるのですから、鬼に金棒です。メインはふたりのオリジナルですが、ハービー・ハンコックの有名な(1)、ビル・エバンスやスタン・ゲッツの演奏でおなじみの(5)といったカバー曲も絶品。今後が本当に楽しみなデュオ・チームのパフォーマンスをたっぷりお楽しみください。 ジャズ輸入盤CD