jazzyell.jp
SHOP BLOG

コラム

ビブラフォンの名手テディ・チャールズ

テディ・チャールズ(Teddy Charles、1928年4月13日 – 2012年4月16日)
 
彼はジュリアード音楽院で打楽器奏者として学んだ後、ヴィブラフォン奏者として個人的に出演、テディ・コーエンという名前で編曲しプロデュースしていましたが、最終的に1951年、姓をチャールズに変更し、テディ・チャールズとなりました。
その後テディ・チャールズ・テンテッドなどをリーダ作の制作や、ビブラフォンやピアノ、ドラム奏者として、マイルス・デイビスやチャールズ・ミンガスのスタジオ・ミュージシャンなどを務めました。
1950 年代半ば以降は、主にレコード・プロデューサーとして働きつつ活動を続け、その後は地元の船の上で音楽を演奏するも、再びレコーディングを開始し、亡くなる直前の1年前まで作品をリリースし続けたそうです。
テディ・チャールズ作品はこちら。

目次

テディ・チャールズの西海岸における録音を集めた編集盤!


 

テディ・チャールズの西海岸における録音を集めた編集盤!

Adventures In California

50年代の初頭、革新的な音楽の模索に取り組んでいた白人バイブ奏者、テディ・チャールズの西海岸における録音(全12曲)を集めた編集盤です。最初の4曲は、フランク・モーガン、ワーデル・グレイ、ソニー・クラーク(初録音です!)を含むセクステットで、「Wardel Grey Memorial Vol.2」(Prestige 7008)でLP化されていたもの。バップらしいアンサンブルが心地よいです。後半の8曲は「Evolution」(Prestige LP7028)から。こちらはショーティ・ロジャースやジミー・ジュフリー、シェリー・マンを含むピアノレス編成で、あざやかなマレットさばきが楽しめます。

2枚のアルバムに分散収録されていた名手チャールズのテンテットを集大成


 

2枚のアルバムに分散収録されていた名手チャールズのテンテットを集大成

Vibrations

白人バイブ奏者のテディ・チャールズが、1956年Atlanticに残したテンテット(10人編成)の演奏を集大成した1枚です。最初の7曲が名盤「The Teddy Charles Tentet」(Atlantic LP1229)で、残りの2曲は「Word From Bird」(Atlantic LP1274)から。ちなみに本作に収録されていない「Word From Bird」の残り曲はホール・オバートン(p)、チャールス・ミンガス(b)を含むカルテット演奏です。ここで楽曲を提供しているのは、マル・ウォルドロンやジミー・ジュフリー、ジョージ・ラッセル、ボブ・ブルックマイヤーといった当時の鬼才たち。当時として難解な前衛ジャズといった感じの演奏ですが、今の耳で聴いても色あせぬことなく、新鮮なアンサンブルとして響きます。ブックレットにはオリジナル・ジャケットの写真と英文解説を掲載。

ニューヨーク・ジャズ界の豪華メンバーを含むジャズ・アンサンブル作品2枚をカップリング


 

ニューヨーク・ジャズ界の豪華メンバーを含むジャズ・アンサンブル作品2枚をカップリング

Something New,Something Blue

バイブ奏者のテディ・チャールズと敏腕プロデューサーとして知られるテオ・マセロが、マニー・アルバムやビル・ルッソと協力、編曲&指揮を担当した中型アンサンブルのレア盤2枚をカップリングました。前半の8曲はマニー・アルバム名義の「Something New,Something Blue」(Columbia CS-8183)。今聞いても斬新なアレンジと、フィル・ウッズやアート・ファーマー、エディ・コスタ、ビル・エバンスらの個性的なソロが楽しめます。後半の11曲はマンハッタン・ジャズ・オール・スターズ名義の「Guys and Dolls」(Columbia CS-8223)から。こちらはフラック・レッサーが音楽を手がけた同名のミュージカル集で、ウッズやボブ・ブルックマイヤーらが活躍。人気テナー奏者のズート・シムズも3曲で参加。

コメント

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメント内容※

名前※

  • TOP
  • コラム
  • ビブラフォンの名手テディ・チャールズ

#Tags