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コラム

フィンセント・ファン・ゴッホ生誕170年

フィンセント・ファン・ゴッホVincent van Gogh、1853年3月30日 – 1890年7月29日)

感情の率直な表現や大胆な色使いで知られており、ポスト印象派を代表する画家です。
フォーヴィスムやドイツ表現主義など、20世紀の美術にも大きな影響を及ぼしました。
そんな生誕170周年を迎えるフィンセント・ファン・ゴッホ
数々の心に残る名画を残していますが、音楽にも彼がタイトルになった作品が沢山ございます。
作品ごとに全く違ったゴッホに浸ってみてください。

アイキャッチ画像:https://www.metmuseum.org/art/collection

Self-Portrait with a Straw Hat (obverse: The Potato Peeler) / Vincent van Gogh 

Dutch / 1887

目次

Van Gogh / イグナシ・テラッツァ・トリオ

It’s Coming

3曲目に”Van Gogh”が収録されています。

テテ・モントリューの後継者の呼び声も高いスペイン人の盲目のピアニストのイグナシ・テラッツァ率いるピアノ・トリオ・アルバム。これまではスペインのマイナーレーベルで数えるほどしかリリースしていなかったので、あまり大々的に取り上げられておらず、日本での知名度もそれほど高くはありませんでした。ただこの作品がきっかけとなって、彼らのファンになったという方も多いと思います。1曲目のオリジナルのメロディ、リズム感フレーズなどが心地よく、フレンチ・ベーシストのピエール・ブサゲがベースの弦が持つポテンシャルを最大限に発揮した弾き方をしていることで、のっけからノック・アウトされます。

Van Gogh amidst the flowers / Art De Fakt & Ray Ferderman

Surfiction Jazz No.2

2曲目に”Van Gogh amidst the flowers”が収録されています。

Mr.Van Gogh / フルビオ・ブッカフスコ

Zagara E Sale

3曲目に”Mr.Van Gogh”が収録されています。

晩年のニールス・ペデルセンの教え子のひとりであったベーシスト、フルビオ・ブッカフスコ(1973年生まれ)。堅実かつ重厚なプレイはダスコ・ゴイコビッチ、サルバトーレ・ボナフィデ等人気ミュージシャンからの信頼あつく、オープン・ジャズ・オーケストラでも魅力を放っています。本アルバムではどちらかというとサックスのステファノや美人ボーカリストのフロリンダに花を持たせていますが、メロディ楽器の背後で黙々とビートを送り出すフルビオのベース・プレイは職人魂を感じさせます。バンドの中におけるベースという楽器の位置を熟知しているのでしょう。天才画家ゴッホに捧げた(3)では、幻想漂う不可思議な世界が現出し、悠久のときへと聴くものをいざないます。

Van Gogh / アルベルト・ナッチ・アルマ・カルテット

Isola Lontana

3曲目に”Van Gogh”が収録されています。

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